Magnetic Interference by Three Coils「3台のコイルによる干渉景」

 

Magnetic Interference by Three Coils

「3台のコイルによる干渉景」

 

装置・コンセプト:関口 大和

Date: 2019.8/9 – 8/12

瀬戸内国際芸術祭2019 ANTIBODIES collective 夏会期公式イベント

Venue; 犬島 藤原邸 

3台のコイルによる電磁場発生装置を用い、
不可視だがスペクトルとしてそこに存在している現象や異なるエネルギー間の干渉を
身体や蛍光灯、ラジオなどを用いて探り、音・光として可視可聴化、表出することにより
インターメディアのインスタレーション、パフォーマンスとして展開した作品。

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[Magnetic Interference by Three Coils]

concept / Equipment: Yamato Sekiguchi

Date: 2019.8/9 – 8/12

Venue | In front of Inujima Shizen-no-ie, Former Fujiwara House Setouchi Triennial 2019 Official event.

Using an electromagnetic field generator with three coils, search for invisible phenomena which exists as spectrum or interference between different energies using the body, fluorescent lamp, radio, etc. It will be developed as an intermedia installation and performance by releasing and visualization and auralization.

GEIST @ YCAM 2019 12/14(sat)15(sun)

GEIST

本作は、2018年3月に大阪で発表された日野によるコンサートピース『GEIST』の発展版です。
タイトルはドイツ語で「幽霊(霊魂)」を意味する言葉です。演奏を通じて会場内に浮かび上がる特殊な存在感、そして観客がコンサートを通じて獲得する時間や物理的なスケールを超越した浮遊感の追求が『GEIST』のテーマとなっています。
会場には黒を基調とした巨大なバルーン状の舞台装置が設置されており、コンサートピースでありながら、インスタレーション作品としての側面も含まれる総合的な作品となっています。また、会場には15台のスピーカーが、上下左右に観客を取り囲むように配置されており、虫や鳥の鳴き声、風の音などの野外で録音された音源や電子音が再生されます。さらに、会場のそこかしこに点在する14人の打楽器、管楽器、弦楽器の奏者たちが、あるルールをもって演奏を展開。その音が、スピーカーからの音と交わることで、同時多発的な音の振る舞いが、会場に特殊な一体感を生み出します。多くの観客を集め、高い評価を受けながらも、特殊な形態の作品ゆえに再演は不可能とされていた『GEIST』でしたが、今回、そのテーマを引き継ぎながら、大幅にバージョンアップして復活。日野がこれまで試みてきた数々の作曲アプローチのさらなる拡張を試みるとともに、構成や舞台装置などの要素も一新され、これまでにない音楽の聴取体験が創出されます。

 

at 山口情報芸術センター[YCAM]スタジオ B

 

more info vv

https://www.ycam.jp/events/2019/geist/

 

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この日は舞台装置としてここ最近作っているスペシャルな音具達を投入します。

 

Fq

10−∞ 0 fHz 0 fHz 直流
10−15 1 fHz
(フェムトヘルツ)
1.617 fHz ペルセウス座銀河団ブラックホールから放出されている音波の周波数(中央ハの左のシ♭より57オクターヴ低いシ♭)[1]
10−14 10 fHz
10−13 100 fHz
10−12 1 pHz
(ピコヘルツ)
10−11 10 pHz 31.71 pHz 1千年紀に1回
10−10 100 pHz 317.1 pHz 1世紀に1回
127.6 pHz 冥王星公転周期
10−9 1 nHz
(ナノヘルツ)
3.171 nHz 10に1回
10−8 10 nHz 31.71 nHz 1年に1回
10−7 100 nHz 380.5 nHz 1かに1回
10−6 1 µHz
(マイクロヘルツ)
1.653 µHz 1週間に1回
10−5 10 µHz 11.57 µHz 1に1回
23.14 µHz 半日に1回
12時制時計の時針の回転周期
10−4 100 µHz 277.8 µHz 1時間に1回
時計の分針の回転周期
10−3 1 mHz
(ミリヘルツ)
2.778 mHz 1毎秒の回転周期
10−2 10 mHz 16.67 mHz 1に1回
回転毎分(rpm)の回転周期
時計の秒針の回転周期
10−1 100 mHz 159.2 mHz 1ラジアン毎秒の回転周期
555.6 mHz レコード(LP盤、コンパクト盤)の回転周期(33 1/3 rpm)
750 mHz レコード(EP盤、12インチシングル盤)の回転周期(45 rpm)
100 1 Hz
ヘルツ
1 Hz 1に1回
1.3 Hz レコード(SP盤)の回転周期(78 rpm)
1–1.2 Hz ヒトの安静時の心拍数(60–75 bpm)。ただし一定しない
1–3 Hz ヒト脳波δ波)の帯域
3 Hz (音波)CDに記録可能な最低周波数
3.3–8.8 Hz 音楽用CDの回転周期(200–530 rpm)
4–7 Hz ヒトの脳波(θ波)の帯域
8–13 Hz ヒトの脳波(α波)の帯域
101 10 Hz 10 Hz 一般的な自動車のエンジンのアイドリング時の回転数(600 rpm)
12 Hz– ヒトの脳波(β波)の帯域
10–25 Hz 映像用DVDの回転周期(600–1,500 rpm)
27.5 Hz 88鍵盤ピアノの最低音
30–300 Hz (電磁波)極極超長波(ULF)
30 Hz レーザーディスクの回転周期(1,800 rpm)
50 Hz, 60 Hz 商用電源周波数。ヨーロッパは50 Hz、アメリカは60 Hz。日本では概ね富士川を境に東側が50 Hz、西側が60 Hzである。また、オーディオハムノイズはこの周波数。
59.94 Hz NTSC方式のテレビの垂直同期信号
20 Hz–約16 kHz (音波)人の可聴周波数の正常範囲(子供や動物は、この範囲外の音を知覚することができる。オーディオの分野では、より高音の領域も聴き心地に影響を与えていると言われる)
102 100 Hz 100 Hz 一般的な自動車のエンジンの限界の回転数(レッドライン)(6,000 rpm)
120 Hz 一般的なハードディスクドライブの回転周期(7,200 rpm)
261.626 Hz (音波)中央ハ
300 Hz–3 kHz (電磁波)極超長波(ELF)
440 Hz (音波)A440音楽調律に使用される音(一点イ)。ただし、ヨーロッパの一部のオーケストラでは442Hzなど若干高音が用いられる事がある。
103 1 kHz
キロヘルツ
3 kHz–30 kHz (電磁波)超長波(VLF)
8 kHz (音波)電話サンプリング周波数
104 10 kHz 15,734.264 Hz NTSC方式のテレビの水平同期信号。可聴域に入るため、人によってはブラウン管の水平偏向コイルから独特の高音が発しているのを聞き取ることが出来る。
30–300 kHz (電磁波)長波(LF)
40 kHz, 60 kHz (電磁波)日本での長波帯標準電波(JJY)の周波数。電波時計はこの周波数の電波を定期的に受信することによって、自動で時刻補正を行う。
44.1 kHz (音波)CDのサンプリング周波数
48 kHz (音波)一般のDATのサンプリング周波数
96 kHz (音波)一部DATのサンプリング周波数
105 100 kHz 192 kHz (音波)DVD-Audioのサンプリング周波数
300 kHz–3 MHz (電磁波)中波(MF)
531–1,612 kHz (電磁波)中波AMラジオ(アジア・オセアニア)
740 kHz Intel 4004(1971年に発表された世界初のマイクロプロセッサ)のクロック周波数
106 1 MHz
メガヘルツ
1 MHz–8 MHz 初期(1975年から1985年ごろ)のパーソナルコンピュータのクロック周波数
3–30 MHz (電磁波)短波(HF)
3.579545 MHz NTSC方式カラーテレビの色副搬送波(カラーサブキャリア)周波数
107 10 MHz 30–300 MHz (電磁波)超短波(VHF)
42–260 MHz (電磁波)VHF地上波テレビ
66–73 MHz (電磁波)FMラジオ(ポーランド・チェコ等)
76–90 MHz (電磁波)FMラジオ(日本)
87.5–108 MHz (電磁波)FMラジオ(欧米・中国等)
108 100 MHz 300 MHz–3 GHz (電磁波)極超短波(UHFテレビ)
470–710 MHz (電磁波)日本の地上デジタルテレビ放送(UHF地上波アナログテレビ放送は460 MHz–770 MHz)
109 1 GHz
ギガヘルツ
1.42040575177 GHz 中性水素原子の基底状態超微細構造の遷移に対応する放射の周波数(21cm線
2.4 GHz–2.4853 GHz (電磁波)Bluetoothが通信で用いる周波数
2.45 GHz (電磁波)ISMバンド電子レンジ無線LANなど)
3–30 GHz (電磁波)マイクロ波(SHF)
3.80 GHz Pentium 4 “プレスコット”のクロック周波数
9,192,631,770 Hz セシウム133の超微細遷移の周波数(の定義)
1010 10 GHz 30–300 GHz (電磁波)ミリ波(EHF)
1011 100 GHz 300 GHz–3 THz (電磁波)テラヘルツ波
1012 1 THz
テラヘルツ
3 THz (電磁波)日本の電波法第2条の「電波」の定義の最大周波数
3–400 THz (電磁波)赤外線
3–30 THz (電磁波)遠赤外線波長100–10 µm)
1013 10 THz 30–120 THz (電磁波)中赤外線(波長10–2.5 µm)
1014 100 THz 120–400 THz (電磁波)近赤外線(波長2.5 µm–750 nm)
193.1 THz (電磁波)光ファイバーで使用される光(波長1.55 µm)
405–790 THz (電磁波)可視光線(見える範囲は個人差がある)
405–480 THz (電磁波)の光(波長740–625 nm)
約428 THz (電磁波)CIE RGB表色系でのRの光(波長700 nm)
480–510 THz (電磁波)オレンジ色の光(波長625–590 nm)
510–530 THz (電磁波)黄色の光(波長590–565 nm)
530–580 THz (電磁波)の光(波長565–520 nm)
約549 THz (電磁波)CIE RGB表色系でのGの光(波長546.1 nm)
580–600 THz (電磁波)シアンの光(波長520–500 nm)
600–667 THz (電磁波)の光(波長500–450 nm)
667–700 THz (電磁波)藍色の光(波長450–430 nm)
約688 THz (電磁波)CIE RGB表色系でのBの光(波長435.5 nm)
700–790 THz (電磁波)の光(波長430–380 nm)
750 THz–30 PHz (電磁波)紫外線(波長400–10 nm)
1015 1 PHz
ペタヘルツ
1016 10 PHz 30 PHz–3 EHz (電磁波)X線(波長10 nm–100 pm)
1017 100 PHz
1018 1 EHz
エクサヘルツ
2.42 EHz – (電磁波)ガンマ線(波長 〜124 pm、エネルギー10 keV–)
1043 1.8549×1043 Hz プランク周波数(プランク時間の逆数)

 

周波数の比較表

https://ja.wikipedia.org/wiki/周波数の比較

 

 

Radio as Instrument

⇨⇨⇨MUST READ⇨⇨⇨ http://wi.mobilities.ca/radio-as-instrument/
  

 

(Jean tinguely : Radio 1962)

 

 

 

  

http://utopos.jp/about_jp.html
 
・・・・・・
2017年、すべての現象を複数多数の「送信機」(neurotransmitterからradio-transmitterまで)間の「共鳴」(resonance) としてとらえなおす実験と思考に着手する。
 
 

RADIO NOISE INTERFERENCES COLLECTIVE

Based on radio hacking devices, Radio Noise Interferences Collective extracts the essence of radio waves through unexpected revelations of their micro-activities. The combination of electricity and electromagnetic resonances, through the interaction of bodies and machinic connections, reveals the invisible fluidity within a noise-cloud. The participant/performers are picked at random at the beginning of the Live Performance. The Performers are asked to interpret a noise-cloud, all acting as a modulation of the same organism, decoding and recoding the universe in one movement. Detuning the radio frequency, playing with the fundamental lights of our life, interlayering of world sounds and using flesh to connect to an alternate sound world.

MANIFESTO ONE :

RADIO IS THE MEDIUM
RADIO IS A SCORE
TRANSMISSION IS THE INSTRUMENT
RECEIVERS ARE THE AGENTS
RADIOBOT BRING LOST DISRUPTION IN THE WAVES
RADIOBOT TRANSPORT TIME OUTSIDE TIME
RADIOBOT IS TRYING TO BE AUTONOMOUS
RADIOBOT BELONG TO RADIOBOT
RADIOBOT IS LIBRE
RADIO IS COPYLEFT
RADIOBOT OBJECTIVES ARE :
-HACK YOUR EARS
-DEHUMANIZE THE AIRWAVES
-FREE YOUR RADIO
-MUST DISPEAR WITHIN RADIO FAILURE

link

 

A simple way of radioart with the “Simplest” FM transmitter

  

ANTIBODIES COLLECTIVE presents Creative Independence Performance Series 2 MARGINAL CONSORT & ANTIBODIES

念願のマージナルコンソートが西部講堂で!

最近制作してる音具たちを中心に色々なプリペアードなども使い即興演奏にフォーカスして参加します。

 

ANTIBODIES COLLECTIVE presents
Creative Independence Performance Series 2

MARGINAL CONSORT

この秋、ANTIBODIESによる実験音響パフォーマンスシリーズ第2弾が京大西部講堂にて行われます。

世界で活躍する音楽家の現行アクション!をご堪能ください。

Performance:

MARGINAL CONSORT (10日)

ANTIBODIES Collective (9日)

久下恵生(9日)

YPY(9日)

9日は 久下恵生、YPYがANTIBODIESに参加する形で即興演奏を行います。


昨年の様子
Creative Independence Performance Series 1 -ALVIN LUCIER-

MARGINAL CONSORT

“DA KIDS DADADA DOOOO” Cabaret Voltaire at SuperDeluxe 2016 DADA100

1997年の活動開始以来、長い間1年に1度しか公演を行わなかったにも関わらず、近年国際的な評価を高めている集団即興プロジェクト、マージナル・コンソート。即興をめぐる抽象的、政治的、ときには神秘主義的な理念から完全に自由なパフォーマンスは、「行為」の即物性や「音」の無名性を「音楽」に対置しているのでも、「個」と「全体」の弁証法をドラマ化しているのでもなく、「集団」「即興」「プロジェクト」という言葉さえも彼らのあり方を正確に表せてはいません。
小杉武久音楽教場(美学校、1975年)で出会った異なるバックグラウンドのメンバー(今井和雄、越川T、椎啓、多田正美)が「音」と「音楽」のはざまで、ヴィオラ・ダ・ガンバからエレクトロニクスまで、竹から水まで、楽器・非楽器を問わずさまざまな素材を鳴らし空間的・時間的に展開する、体験しなければ絶対に分からない3時間です。聴き手がどこにいるかによって音が全く違います。会場全体を回遊しながらお楽しみください。

::MEMBER::

●今井和雄
1972~85年、ギターを高柳昌行に師事。1974年、即興を中心に活動を始める。1975年、美学校小杉武久音楽教場に参加。1991年、「ソロワークス」を開始し、現在69回を数える。1997年、小沢靖(2008年死去)、現メンバーと共に「マージナル・コンソート」としての集団即興を開始。2005年、伊東篤宏(オプトロン)、鈴木學(ハンドメイド・エレクトロニクス)と「今井和雄トリオ」を結成。
●越川T
1975年、美学校小杉武久音楽教場に参加。テープ音楽等を作成。地方公務員としはアマチュアとしてロックバンド、ジャズバンドを経験。インド音楽(北インド古典音楽)、謡曲(観世流)にも親しむ。
●椎啓
1973~75年、美学校にて、赤瀬川原平に美術を、小杉武久に音楽を師事。各種センサーを用いたサウンド・システムや物理的原理を応用したサウンド・インスタレーションを制作。自己の作品の他に、多くのパフォーマーやダンサーに装置や音響で協力している。2001年12月から、国際芸術センター青森にてエンジニアとして活動中。
●多田正美
1974~79年、即興グループ「GAP」結成活動。1975年、美学校小杉武久音楽教場に参加。1978年、同じ樹を同じ時間365日間、365枚撮り続け、22年後の2000年、オランダPennings Galleryにて再プリント初個展。1996年、画廊の中にテントを張って観客が覗く『真面目なサーカス』展。2002年からネパールの古い祭を見はじめ、2006年、現地作家らとライブ・パフォーマンスおよび酒飲む会“Art-Full Nepal”。

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久下恵生

久下恵生(ドラムス、Eパッド) 大阪・南河内生まれ。地元の「だんじり祭り」の影響が今日のドラム演奏の原型となる。 79’頃より吉祥寺「マイナー」で工藤冬里(マヘル)、石渡明廣(渋谷オーケストラ)らとセッションを重ねる。80’PUNGO,FILMSに参加。83’渡米し、ストリート、教会などで演奏する。帰国後、マヘル・シャラル・ハシュ・バズ、篠田正己ユニット、ストラーダ、パラダイスガラージ(豊田道倫)他、セッションしたミュージシャンとしてウィリアムブレイカー、ECD、インキャパシタンズ、梅津和時、原田依幸、裸のラリーズ、三上寛、高田渡、清水一登などに参加。2001’Bumblebee Recordsより、向島ゆり子プデュース、内田直之の録音&ミックスにより初のソロ・アルバム「KUGE」をリリース。様々な音楽ファンの度肝を抜く。近年はご存知、気合のドラム&パーカッションのバトルを激スペーシーにダブ・ミックスした希望のトビ音ユニットFLYING RHYTHMSとしてラティール・シー、内田直之と共に活躍している。

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YPY
前衛的インストバンドのgoat、異形ハードコアバンドのbonanzas、そして2019年5月に〈EM Records〉から発表した3rdアルバム『Be A Little More Selfish』も好評のソロプロジェクトYPY、また大編成のVirginal Variationsでは電子音と生楽器の新たな在り方を提示してきたミュージシャン/コンポーザー、日野浩志郎。2013年からは主宰レーベル〈birdFriend〉を通じて、国内外の優れたミュージシャンの音源の発掘と紹介にも積極的に取り組んでいるほか、近年は太鼓芸能集団・鼓童への楽曲提供を行うなど、その活動は音楽表現と音楽環境へのアプローチにおいて多角的な広がりを見せている。

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ANTIBODEIS Collective Peformance

演出/音楽:カジワラトシオ
演出/振付/出演:東野祥子
美術:OLEO
特殊美術;装置:関口大和
出演:ケンジル・ビエン、菊池航、ミナミリョウヘイ、瀬尾彩優貴、ほか
美術スタッフ:ヤノタカオ、西村立志、モリケン
音響:HAMASTAR
記録:Yoshihiro Arai

協力:月桃食堂、Yurinx、三宅史子、西部講堂連絡協議会、劇団ケッペキ、諏訪裕美、ほか
制作:滝村陽子

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人間の感覚器官のなかで唯一全方位に向けられているのが耳という奇妙なデザインであり、聴覚だけが夜も眠らないということをよく考えます。言葉以前から耳は人類をその敵や突然襲ってくる無秩序から守る役割を果たしてきた。しかし、国家主義的な制度と大量消費社会の原理に晒され,人間社会における本来の役割を剥奪されてきたのが「音楽」というものだろう。音という現象の知覚、刻み、唄うこと、踊ることは本来人間の存続にとってどのような役割を果たしてきたのか? 創作者である私たち自身が自主的に学び、伝えるための時空を再発見することを目的とした「Creative Independence Performance Series」の第2章は、昨年のアルヴィン・ルシエによる驚愕のパフォーマンスに続き、これまた「音楽」の概念を覆す即興集団「マージナル・コンソート」をお迎えします。この西部講堂に小杉武久さんとタージ・マハル旅行団が来られたのが、ちょうど私が産まれた頃になるかと思いますが、マース・カニンガム・グループの舞台裏で初めて小杉さんにお会いしたのはそれから20年以上が経ってからのことでした。昨年の回顧展『音楽のピクニック』では、西部講堂に来られた際のチラシや白黒写真なども展示されており、胸が踊りました。それから間も無くして、惜しくも亡くなられた小杉武久さんは、今も私たちにとって大きなインスピレーションであり続けています。タージ・マハル旅行団に関しては音盤や文献の収集を90年代から行っておりましたが、その関連作の中でも極めて異様なオーラを放っていたのが、76年にコジマ録音のALM Recordsレーベルからリリースされていた小杉武久の監修による奇盤『East Bionic Symphonia』でした。マージナル・コンソートの原型と言えるこの謎の集団によるライブ録音を初めて聴いた際には、70年頃の小杉武久さんが「タージ・マハル旅行団」とその集団即興に関わる思想や、パフォーマンス空間の中で起こる様々なアクシデントや感覚の衝突を編み物のように展開していく手法そのものを積極的に伝え、方々で世代や文化差を超えて実験的なセッションに関わっていたという実感に感動しました。この時代の様々な録音に散りばめられた「小杉節」に出会うたびに笑顔になってしまうのは私だけでは無いでしょう。00年代に入りこのレコードが欧州のレーベルから再リリース(海賊盤?)された辺りから、P.S.F.から「Collective Improvisation」(97年)をリリースしていたマージナル・コンソートの集団即興や、各メンバーの国境を越えた即興演奏家たちとの交流に国外からの注目が集まり始めたように思います。近年にはご存知ベルリンのPANレーベルから08年のライブ録音が突如リリースされる等して、その突然変異性にタージ・マハル譲り?のものを感じますが、個人的には、今井和雄さんと斎藤徹さんのプロジェクトであった「Orbit」なども印象的なシリーズでした。私たちも度々活用させて頂いた今は無き東京の空間「SDLX」での定例行事となっておりましたマージナル・コンソートによる長尺の即興も今となっては伝説でありますが、そこではダダイズムから小杉武久音楽教場、イースト・バイオニック・シンフォニアの時代を経たのちに、長年に渡って高周波な即興パフォーマンスの場に身を投じてきたメンバーたちによる独自的な再検証が加えられてきた結果として浮上してくるスリルと発見の音場が立ち現れておりました。アンプリファイド・オブジェクトや水を使った極めてフィジカルで変則的なパフォーマンスに焦点を絞ると、どこからか民族楽器やヴィオラ・ダ・ガンバなどの耳馴染みのある音色が織り交ざってきて、いつしか電子音に浮遊している全体に意識がパンアウトしていたりする。それは時空を飛びまわる不可視なるものに自らが近づいていくというような能動性を喚起させると同時に、忘れていた平衡感覚を取り戻していくかのようなセンセーションに全知覚がマッサージされているような体験でありました。普遍性とアクシデントが混在し交差するマージナル・コンソートのパフォーマンスを、タージ・マハル旅行団の時代から半世紀近くを経た今日の西部講堂という空間で私たちは何を体験するのか?? これは半世紀後の世界を考える上でも貴重な一夜となることは間違いないでしょう!!

初日はコレクティヴの面々による回遊型集団即興の夕べとなります。今回はYPY(日野浩志郎)も参加、いつもながら特殊サラウンドも組むし、美術もダンスも音の帯域に絡んでくるような展開に加え、スペシャル・ゲストに久下恵生さんをお迎えします。打楽器奏者としてのルーツを生まれ故郷の「だんじり祭り」とする久下さんの演奏活動は、「愛欲人民10時劇場」等と共にピナコテカからリリースされた「Pungo」(82年)に始まり、マヘル・シャラル・ハッシュ・バズ、篠田昌已ユニット、パラダイス・ガラージ、Flying Rhythmsなど多岐に渡ります。久下さんの鬼気迫るアクショニストなパフォーマンスが、多面的に構成された空間にどう絡んでくるか。これも見逃せないところでしょう。私たちも3時間はやる予定です。両日フードやバーもやります。本来この類の催しは美術館やホールみたいなところばかりじゃ駄目で、一杯呑みながら楽しむのが良いかと思います。秋の夜長には京都の名刹、西部講堂へ是非ともお寄せくださいませ!!(カジワラトシオ)

2019/11/9(Sat.),10 (Sun.)
17:00 start
Place: 京都大学 西部講堂

 

一般:前売2,500円
一般: 当日3,000円
一般:2days ticket : 4,000円
ユース・学生:前売 2,000円
ユース・学生:当日2,500円

ユース・学生:2days ticket 3,000円
高校生以下:1,000円
高校生以下:2days ticket 1,500円

 

TICKET 予約フォーム

エントロピーの楽園 犬島公演 2019 10/12(Sat) – 14(Mon・祝)  岡山県岡山市犬島全域

エントロピーの楽園 犬島公演

201910/12(Sat) – 14(Mon・祝) 

岡山県岡山市犬島全域

<TIME TABLE>
15:30 受付開始(犬島港付近)
16:30 開演
18:45 終演
18:45〜深夜まで『離島の夜の村おこし大会議』
19:15 送迎便①便 犬島港出発ー宝伝港ーJR西大寺駅まで
20:30 送迎便②便 犬島港出発ー宝伝港ーJR岡山駅まで
当日券は15:30より受付にて販売します。
終演後、宝伝港までの送迎船(500円)と西大寺駅・岡山駅までの無料送迎バスを運行します。
終演後は、送迎便以外の公共交通機関はありません。犬島にてチケット受付時に帰りの便をご予約ください。
各回定員150名

■ANTIBODIES Collective

芸術家、技術者、教育者など様々な分野のスペシャリストたちの集合体(Collective)であるANTIBODIESは、様々な鍛錬やフォーカスがダイナミックに関わり合うコラボレーションの形態を発展させていくための環境を創り出し、そこに蓄積された体験をパフォーマンス・イベント、コミュニティー・ワークショップやアウトリーチといった行為へと結び付け、市民社会や教育、福祉の現場へと接続していくための運動体です。「抗体」を意味するその名の通り、個人と社会の関係性に動きと変容をもたらし、それぞれが「心と身体」の問題と向き合う能力を活性化していくことを掲げています。

■MEMBERS
コンセプト・構成・音楽 : カジワラトシオ
振付・出演 : 東野祥子
空間演出・美術・装置 : OLEO
特殊効果・美術 : 関口大和
ドラマトゥルグ・出演 : 石橋源士
即興演奏・パフォーマンス : JON(犬)、MEGANE、夏の大△、置石、CazU-23(Turtle Island) 、東京月桃三味線 ほか
身体パフォーマンス : ケンジル・ビエン、吉川千恵、加藤律、矢島みなみ、ミナミリョウヘイ、田路紅瑠美、尾身美苗、斉藤成美、松木萌、菊池航、井田亜彩実、山本泰輔、小川摩希子、新井海緒、瀬尾彩優貴、出川晋、若浦宗八、園田郁美、戸田貴子、島民のみなさん ほか
テクニカルマネジメント : ヤノタカオ
美術・テクニカル : 西村立志、Moriken、Wacky、ifax!、ハオニロ、上野雄次、Gori、森のすみか研究所、山本将史 ほか
火術:AbRabbi-油火- てっせい
衣装 : HE?XION!、西岡七歩子
音響 : 佐藤孔治(Slim Chance Audio)、HAMASTAR
音響スタッフ:Kankan
照明:ひがりあそび
宣伝美術 : 濱大二郎
デザイン : 関根日名子
記録 : 井上嘉和、Yoshihiro Arai
映像記録:Bemnmn(JIKAN Design)、naoeikka
制作 : 滝村陽子

<離島の夜の村おこし大会議>
食文化のクリエーター : 京都・村屋、月桃食堂、南風食堂、GIVE ME VEGETABLE、自然食 コタン、Paradise Alley、くう食堂、Yurinx、極楽肴nd SETSUKO、MATATAVI、Coffee Bike Edenico Ghost、ほか
音楽パフォーマンス : ALKDO(Turtle Island) 、神宮前BONOBO、MIDI-Sai、KOPY、HoboBrazil、K∞ * N∈∈、KA4U、ANALOG4、地蔵音楽団、DODD DO、Kiyoca、Erochemist a.k.a 池田社長、Polypical、タートル山、UNBE、BONNNOUNOMUKURO、クヌゲンチェライ、GAYA、Marlyn Anasonic、Bomb Birds Ya!、KENTA HAYASHI 、Aiconga + Shoichi Murakami、音吉、MCLAS & PPTV、PULSEMAN、7E、UECHI、ほか(出演日、詳細などはHPにて発表)
制作協力:呉山夕子、zakkiiee、三宅史子、UECHI、村瀬明桂
協力:犬島のみなさん、犬島町内会、犬島婦人会、犬島元気市、在本商店、Trees、simasima、Ukicafe、KAMP、砂子綾里紗、笹岡直央、まつげ、織田桃子、亀井菜穂子、Alchemy Works、石脇香穂、保田祐子、岡村美穂子、吉川チカル、ミユ、英風、畑八雄、ほか
助成:日本文化芸術振興基金
後援:一般財団法人福武財団
協力:おかやま山陽高校

More information >>>URL

Magnetic Interference by three coils / 3台のテスラコイルによる干渉景 @瀬戸内国際芸術祭2019

Magnetic Interference by three coils 3台のテスラコイルによる干渉景インスタレーション

3台のコイルによる電磁場発生装置を用い、不可視だがスペクトルとしてそこに存在している現象や異なるエネルギー間の干渉を身体や蛍光灯、ラジオなどを用いて探り、音・光として可視可聴化、表出することによりインターメディアのインスタレーション、パフォーマンスとして展開します。

【インスタレーション展示】
日時|2019年8月9日(金)、10日(土)、11日(日)、12日(月・祝)、14日(水)、15日(木) 10:30〜17:00
場所|犬島自然の家前 旧藤原邸
料金|無料

【パフォーマンス】
日時|2019年8月14日(水)、15日(木)
   開始時間:11:30、13:30、14:30、15:30、16:30(各回15分)
場所|犬島自然の家前 旧藤原邸
料金|無料

装置・コンセプト:関口大和
パフォーマンス:ケンジルビエン、東野祥子

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瀬戸内国際芸術祭2019 犬島にて新作インスタレーション&パフォーマンス展開します。

詳細はこちら
https://setouchi-artfest.jp/event/detail369.html

悪魔のげきおん 2019/8/3 (sat) at HOKAGE, Osaka

この日はGCによってテスラコイル演奏の究極の爆音表現を行います。
個人的にはマーティーとドクのイメージがピッタリくるそんなユニットNECROCUTTER
演奏やバンド名、ビジュアルイメージなどは信頼しているGCに全て一任しています。

僕のシンセサイズの師でもあるASTROさんが来てくれます。
https://www.discogs.com/Various-Consumed/release/1183243
このコンピを2000年代始まりし頃初めて行ったJNRで買って、帰り針を落としてこのElectric lavaにやられてインフォを見ると当時隣町だった菊名に住んでることがわかり、訪ねて行ったそこから色々と始まりました。
よく一緒に演奏してよく一緒に飲んだ。
ASTRO長谷川さん無しにOHPIAから今の自分の世界線は無かった同然、ご無沙汰していただけにここでついに共演できて嬉しいです。

悪魔のげきおん
2019/8/3 (sat) at HOKAGE, Osaka.
open around 18:30 adv. 2000yen door. 2500yen

ASTRO
NECROCUTTER (a.k.a. YAMATO SEKIGUCHI & GUILTY C.)
38xxX (Ferocious X) x MAYUKooO (CROSSBRED)
MOENOS

7/12 (fri) FOuR DANCERS vol.138

告知など近年はSNSはじめここでさえもできてない事が多々ありましたが、外に伝える事も大事だろうという事でせめてここだけでもする事にしました。
Antibodiesで思い起こすだけでもホセマサダのカセット100、西部講堂などあったし、記録だけでも大事ですね。

この日は近年進めているテスラコイル+パフォーマンスでの出演で、2台のコイルを設置しケンジルの身体表現で電磁場を攪拌して音を発生させる実験をします。インドからゲストも参加する予定。

木村英一 + 田嶋真佐雄(contrabass)
ケンジルビエン + 関口大和
Showtarrow
Nishi Junnosuke × Dancer

◇ OPEN 19:00 / START 19:30
◇ adv.1900 yen + 1drink / door.2300 yen + 1drink
◇ dancer. 1400yen + 1drink

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7/12 (fri) FOuR DANCERS vol.138

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その頃、古本屋で入手した雑誌「遊」第7号に小杉さんのインストラクションの作品集が掲載されていました。この雑誌で小杉さんの作品をまとめて知る事ができました。そこには「キャッチウェーブ」のマニフェストも載っていて、「音楽はだから、たかだか毎秒20〜20000サイクルの範囲で振動する波動しかキャッチすることの出来ない聴覚回路との馴れ合い状態のみに成立するものではない。」という魅力的な文章もありました。「キャッチウェーブ」は小杉さんの重要なコンセプトで、音、光、電波を波長は異なるが同じ「ウェーブ」として捉えます。すると、音楽の対象が音だけではなく、光、電波も含まれる。この視点で考えると音楽の形が広がります。また、電波が音に、光が音に変化することで、見えないものが聴こえてくる。「謎ときとしての音楽。光速をもつ音と沈黙。音速をもつ光と影。」この電波、光、音のエレクトロニクスによる変換経路がインターメディアになります。この作品は高周波受信機と紐で吊るした高周波発信器をその近くに垂らします。すると、この聴こえない発信器と受信機の電波の干渉による可聴波の発生で音が聴こえます。紐で吊るされた発信器は近くに置かれた扇風機のそよ風に揺られて受信機の音が変化します。さらに、光導電素子を使い、ライティングの変化で音を変化させます。扇風機に演奏をさせるという小杉さんらしい美しい作品です
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小杉武久 様


text by Kazuo Imai 追悼 小杉武久 RIP Takehisa Kosugi

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間によると小杉はある時、これから訪れる世界について、予言的な言葉を残したのだという。それは「20世紀の末期は北半球の音楽と南半球の音楽の対立によって面白くなるだろう。それはそしてインド音楽とアルゼンチン・タンゴとの闘いになるだろう」(同書、1982、16頁)というとても奇妙なものなのだが、間はこれを次のように解釈したうえで、小杉を後者の急先鋒として位置付ける。
小杉の呼ぶ「インド音楽とアルゼンチン・タンゴとの闘い」とは、ジャズに即していえば(もともと間はジャズ批評家である)スゥイング・ミュージックとしてのジャズと、アンチ・スゥイング・ミュージックとしてのフリー・ジャズの対立であり、さらにいえば「それは汎リズム的ヴァイブレーションと(、)逆立したシニカルでどぎついビートとがどこでどう切り結んでどれだけの性格破産を、修羅場を生み出してゆくか」(同、読点引用者)の対立ということになる。
ここで間が呼ぶスゥイング・ミュージックとは、端的に言えばファシズムに呑まれていくなしくずし(=際限のない分割払い、終わりなき日常?)の全体のことであり、アンチ・スウィング・ミュージックとは、反ファシズムとしての個の解放(生の一括決済、破産?)のことを指している。こんなふうに図式化してしまえばそれまでのことだが、肝心なのは、この反ファシズムとしての解放のためのアンチ・スゥイングを、演奏家である以前に個でしかない人間が、どのように具体的に実践していくかということなのだ。ここで間の考えるファシズム=スゥイング(集団的揺動)というのはかなり広い概念で、政治的な次元を超え、端的に音楽や美術、アートというふうに「束ねられる(ファシズムの語源としてのファッショ)」事態そのものを指している。ではそれがなぜインド音楽とアルゼンチン・タンゴとの対立になるのか。間は両者について、「インド音楽がスラヴ系の音楽とペルシャ系の音楽の死の影の上にこそ極度にソフィスティケイトされていること、アルゼンチン・タンゴが殺されたインディオとヨーロッパの近世音楽と黒人の4ビートを犠牲とした上で成り立っていること」(同、17頁)と対照させている。つまり、音楽ということを抜きにしていえば、北半球的な帝国主義による殺戮の隠蔽が産み落とした歴史的ソフィスティケイションと、南半球的な殺戮の顕在化による脱・歴史的で「滅茶苦茶な混成」(同)との対比ということになる。間が「ジャズ」といい、小杉が「音楽」と呼ぶのは前者の側にあり、むろん「アート」もそこから免れることはできない。だとしたら、いかにして歴史のファシズムと、その制度化のなかで見えにくくなっている表現の現場から、「滅茶苦茶な混成」を引き出し、それを踏み台にして個を解放するか、が問われていることになる。間にとって小杉とは、そのようなことを択しうる本当に稀な存在であったのだ
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https://artscape.jp/focus/10154654_1635.html
text by 椹木野衣 小杉武久とマランダという名の亀、その終わりのない旅と夢