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かぜのこえ

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かぜのこえ

“たいようのねつと

ちきゅうのかいてんが

うみだすかぜ

 

めにはみえない

からだでかんじる

かぜのこえに みみをすませて”

 

人の手を使わず、風の力を用いて弦どうしの共鳴により倍音を鳴らす、古代ギリシア時代にさかのぼる古い起源を持つ楽器で、風の神Aeolusの名を元にエオリアンハープという呼び名でも知られている楽器を6台インストールしています。

自然に湧き起こる倍音の神秘的な音色、人が存在してなくてもこの楽器は自然の一部として鳴り続けるだろうな、という私たちの常識や尺度、時間感覚を超えた本質的な所にヒットするような楽器です。

来訪者の気づきの瞬間を大事にしたシンプルで異質な筐体、共鳴を起こすように上下に配置した弦のセットアップとチューニング、それを支えるチタニウム製のブリッジ、それと風の吹き抜ける鳥籠状の建築物を考案、屋外で常設できる様に度々の楽器試作をへて完成しました。

風のある日には、吹き込む方角、風の勢いによって、その時々の風が弦を奏でる歌を届けてくれます。

常に気まぐれで人の期待をはぐらかすのも風らしいな、自然勝手だからこそ鳴れば常に新鮮な驚きもあるものだと、できればしばらくの間ベンチに腰掛けて風の訪れを待ち、その神秘的なしらべを聞いてもらえたら幸いです

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  • 楽器考案・制作:une
  • 楽器制作:稲嶺鉄工所
  • 記録:中村寛史 / Franco Hidalgo